2016-12-07 私ならば 詩 安らぎだけが幸福ならば、熱い血潮は何だろう 退屈だけが隣人ならば、灰の瞳は何だろう 憤激だけが生き甲斐ならば、走る乾きは何だろう 法螺吹き嘘吐き狐憑き いはろにへとほ をちぬるり 気狂いに、形ある式 支配する 理知さえ信仰、空と白 自由未然の虚舟 私に満たない私が見て 私に過ぎない私が話し 私に過ぎる私が聴いて あれ この瞬間にも人生がある 人生、なんてちっぽけな